top of page
中国人、沖縄に来ないでと考えていました。
忘れたくありません。 

 

今まで経験したことのないこと、印象深い出来事がたくさんありました。そのなか

でもコロナが終息しても友達とすれ違う中国人が怖いと話したことは忘れたくあり

ません。  コロナウィルスが中国の武漢市が発生源だという情報が広まると中国人

観光客を意識するようになりました。そんなとき、友達に「中国人観光客怖いよね、そば通るときは怖いから息止めて歩いてる」と言われました。それを聞いた私はさらに中国人観光客を警戒するようになり、近づくのが怖くなりました。ですが、この時の私が恐れていたのは持ち込まれるコロナウィルスではなく中国人のようにみえる観光客でした。台湾人や韓国人の可能性もあるにもかかわらず、中国人と決めつけて恐れていたと思います。中国人は沖縄に来ないで、沖縄からいなくなってとも考えていました。思い返すと、頭の中で自然に中国人=コロナという風になり警戒心が偏見に変わっていました。海外で起こっているようなアジア人への偏見を自分でもしていたことに気づき、自分の考えの浅さを知りました。そして、偏見や差別が決して他人事ではなく自分にも、されうることであり、注意深く自分を見つめることが大切だとわかりました。コロナがなければ気づくことが難しかったかもしれないので、忘れたくない経験の一つになっています。  

え.jpg
bottom of page