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変化、マイノリティと差別 

 

 私が、コロナ収束後も忘れたくないことは、①社会の急速な変化②社会的マイ

ノリティの立場にある人々のこと③差別についてだ。  
 ①社会の急速な変化について、身近なところでは、私自身も大学の授業をオン

ラインで受講したり、父が家でリモートワークをするようになった。コロナが

流行する前では、まだ先のことだと思っていたことが現実になった。国際社会に

目を向けると、中国、韓国、台湾、シンガポールなどの国々で、政府がスマートフォンを用いて人々の行動の監視を始めた。コロナが流行する前では、プライバシーの侵害の観点から人々には受け入れられなかっただろう。このように、コロナ禍では社会に大きな変化が起こった。なぜこの記憶が重要なのかというと、コロナ禍での経験から、コロナのような社会混乱が起こると、変わりゆく社会に合わせて私たち自身が変化していく必要があると感じたからだ。リモートワーク、オンライン授業が始まると、ネットが苦手でも、給料や単位のために使い方を学んでいかなければならない。また、政府の行動の監視について、政府の言いなりになっては、監視社会へ進んでいき、民主主義が崩壊してしまう恐れがある。そうならないためには私たち国民が目を光らせて、声を上げていかなければならない。このことから、コロナで社会が変わったということを頭に置き、適応していく必要があると思う。  
 ②社会的マイノリティの立場にある人々について、この講義を通して知ることができた。コロナ禍では、DVを受けている子ども達や、アンダークラス⁽¹⁾
の人々など社会混乱によって弱い状況にいる人々を顕在化した。 さらに、今まであまり表に出ることがなかった問題が浮き彫りになった。少しずつコロナが収束に向かう中、社会的マイノリティの人々のことを忘れてはいけないと思った。なぜこのことが重要かというと、持続可能な社会を築いていく上で、彼らへの関与をしていく必要があるからだ。また、彼らのためだけではなく、自分にも関わってくることでもあるからだ。  
 ③コロナ禍で顕在化した差別について、今、アメリカを中心として黒人差別に対するデモが起こっている。 これは根本的には黒人への差別の風潮が今でもなくなっていないことが一番の原因だと思う。この動きをきっかけに、私はSNSで黒人の女の子が差別に対してスピーチをする動画を見た。差別に関して涙ながらに訴えていて、こんなに小さな子どもまでも、悲しい思いをさせられているのかと衝撃を受けた。まだまだ自分が考えていた以上に、人種による差別が残っていることを知った。このことは、コロナが収束しても忘れてはいけないと思った。なぜ重要かというと、この運動を通して、少しでも差別をなくしていくべきだと強く感じるきっかけとなったからだ。このことを忘れずに、人種などの差別問題について、これからも学んでいこうと思う。  

​(注1)収入や財産の少ない、生活水準の低い階層。主に、非正規労働者のうち、家計を補助するために働くパート主婦、非常勤の役員や管理職などを除いた人たちを指す。

※写真は記事とは無関係です

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